六月二十三日

 本棚、棚というほどではなく文芸書が入る程度の細い空間に本を並べた場所、を整理した。具体的にはしばらく(というのは大学の前期の間)読まなそうな本を避難させて代わりにゆったりとした空間を取り入れた。"三次元を自在に変形させる空間の匠"と呼んでもらって構わないよ。

 あとお勉強や読書の月の目標を立てた。これはその月に読むものややることに注力することで成果を散漫にしない、折角身につけたものを下げないといった効率性を考えたもの。ちなみに残り一週間で六月が終わるけど進捗は微妙なので頑張ります。言い訳をすると先週先々週は第1タームのテスト期間だったから少なからずそっちに労力を持ってかれた。

みんな大好きもーりーちゃんが最近読んでる本の紹介コーナー
行ってみよう。

『英文の読み方』(行方昭夫、岩波新書
これは受験勉強も兼ねた読み物ですね。物語文系は対策になるように思います。あとは「ニュアンス」ていう扱いの難しいものにもね。今月は計画を立てた段階が結構あとの方だったのでこれを読んだり熟語帳などをしたりくらいだけど、来月は英文解釈と英作文メインでやっていく予定ですね。

『批評理論入門』(廣野由美子、中公新書
まだ全然読めてない。リアルタイムで今読んでる本をリストアップしてるので。後半の批評理論篇よりも小説技法篇の方に目的があって、結構文学理論が広く(偏りなく)纏まっているように思う。

ユング心理学入門』(河合隼雄岩波現代文庫
ちょっと前に読み始めた。昔から人の心を分かることに難があったということもあり、かなり面白く読めている。心の実際に迫った記述が良い。

ウィトゲンシュタイン論理哲学論考』(古田徹也、角川選書
これまでウィトゲンシュタイン論理哲学論考』の入門書といえば野矢茂樹さんの本を推し続けていたが、これもスタンダードになりうる本だと思う。冒頭の説明が白眉で、『論考』を読む人への古田徹也医師によるインフォームド・コンセントのようなものになっており、言葉を選ばずにいえばここを立ち読みするだけでも入門の人には価値があるように思う。

みんなもっと大好きもーりーちゃんの積読コーナー
恥ずかしい。

響け!ユーフォニアム』(武田綾乃宝島社文庫
読まなければいけない。具体的には夏までにユーフォシリーズをある程度読み込んで夏にリズと青い鳥を観たいという感情がある(ので制約と誓約によりリズと青い鳥も観ていない)。

春期限定いちごタルト事件』(米澤穂信創元推理文庫
こちらも夏までに読まないと『夏期限定トロピカルパフェ事件』に進めないので勉強との都合を取りつつ読む。

やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)』
買ったはいいが読めてない。早く読んで。ちなみに入間人間は夏に『安達としまむら9』を出すらしいのでこれも夏までに読んどきたい。夏までにばっかだな。受験勉強をしなさーーーい(しかるねこ)

してるが?

『現代数学への招待』(志賀浩二ちくま学芸文庫
志賀先生の書いたラノベ(言い方)一年後期に数学は多様体論に入りたいのでその準備として買ったけど普通に他の数学が忙しくてあんまり読んでない。

 あと受験の話をするとメルカリで『鉄緑会東大物理問題集』(どうでもいいがめちゃめちゃイカつい)を2000円ほどで買うなどした。これは新品で買うと倍の値段が付くアホみたいな本なのでメルカリを漁ろう。やっていくぞ。

閉会の言葉
 健康な精神は健康な読書と健康な(受験)勉強に宿るというかマジで勉強に対して適切に読書の重しをとることが大事。ちなみにそこをインターネットで置き換えると破滅する!w ではないがまぁ読書とかお絵描きとか自分自身の時間でバランスをとるのが大事だと思う。ちなみにわたしは毎日好きな勉強ができてかなり楽しいです。あと最近「やっぱり何か軸がないといけない」という思いになってじゃあ僕の軸になるものて何? となり数学をよくやるようになった。視野狭窄にならないように心がけるようにする、要するに柔軟性と確かな芯を両立するように心がけるのをその次のステップにしています。