20221205 - xx

20221205

 お久しぶりです。全然書いてませんでした。カス。殺してくださ〜い。

雑感

 「なんか全部ズレてしまった」と思って戻そうとするけど日々の中でズレたものを日々の中で戻すのは難しく、そもそも別にズレてなかったのかなとかそもそも気の持ちようだろとか色々おもう。
 でも普通に客観の話としてあと半年で院試だからまじでだらだらしてる暇無いしちゃんとリズムを意識して作らないといけない。
 大学までの電車で数学できないのが癪だからせめて英語の勉強したい
 院試受かんなきゃやばい(院試受かんなかったら精神科に入院する)んだけど絵も描きたいし院試とあんま関係ない数学--数理論理学とか組合せ可換代数とか--もやりたい。
 やりたいことばっか。
 上手く肩の力を抜いて生きることができない 高校のときはわりとそういうのを目指してたけど最近はなんか無理だなみたいなことを悟ってきたので取捨選択に重きを置くようになってきた。でもやっぱ性格的には色々なことをつまみ食いしたいタイプなので普通の人(誰?)よりは取捨選択が下手かもしれない。
 性格に基づいて人を判断するというのは判断基準の選択の問題であって道徳性に差はないと思っている。「性格は向上させるべきであり、そうできないのは不適合者」という規範はなぜか緩やかに受け入れられているが「学力は向上させるべき。そうできないのは不適合者」は少なくとも公にしたら燃えるので非対称。
 むしろ性格の方が変え難いので「人を見ます」みたいなの普通に倫理的悪だなみたいな気持ちになる。
 いやなんか俺は「人の性格を見て付き合います」みたいな主張をすることで道徳的優位に立とうとする人が嫌いなだけなのかも。

バイトの話

 塾講の方は冬期講習の時期になってきた。受験まであと2ヶ月だけどぼくはちょっとバイトの方に飽き飽きしてきた(というか院試もあるので本格的に他人のために割くリソースがない)のもあり意欲減退気味。でも中3にとってそんなのは関係ないのであと3ヶ月は頑張る。
(ぶっちゃけ普段は週一で冬期講習の時期に授業を詰め込む、というやり方より普段を週二にしてもらって通常サイクルの密度を高める方が効果あると思うんですけどね)
 都立入試対策問題集、みたいなものもあるにはあるけどなんかイマイチ知識がハマってなくてモヤッとする。
 証明難しいわりに面積比の知識少なとか関数全然的を得てないなとか。
 問題探してて知ったけど文字と式の出題で証明を書かせるのは都立だけっぽい。他県だと証明の穴埋め+急値ばっか。
 今年は都立分割後期入試の問題+ぼくが見ていて近いと思った道府県立入試を使ってこうかと思う。なんか無駄な頑張りをしている気もしてきた こういうの全部自己満なんだけど自己満するだけのモチベがあんまないってのがある。でも役に立たんテキストやらせるのもムカつくのでな。
 今バイト用の資料作ってます ちょーめんどい。
 やっと塾講の大事なことは生徒以上に生徒を理解することなんだなみたいなことがわかってきた。学習が遅すぎる。塾講の塾講が必要。

Not for meなイベント

 社会を生きているとnot for meなイベントというものによく遭遇する。腐すことなくnot for meだなと言えたらいいけど、全体主義の圧力に対して小言のひとつも言いたくなる気持ちもある。
まあ君子危うきに近寄らず、小言を言いたくなるのも暴力性だと認識し沈黙するのが大事だなと最近は心を改めた。
 どういう結論? おれもよくわからん。

文章を書く話

 最近ちょっと他人向けにちゃんと文章を書く機会が多くて(この日記は他人向けではないのでちゃんと書いてないということ)『数学文章作法』基礎編・推敲編を読んだ。
 昔読んだときより刺さってイテテテ……となった。文章に限らず教えるときもそうだけど、相手に自分の思考を移入するのは不可能で、「上手に解釈してもらう」のが大事になる。論理的に正しいだけではダメなんだけどムズいなと思う。
 自分はあんま頭良くないので良くないなりにどういう風に考えるのかみたいな方法論が自分の中にあってわりとそれで(偏差値45~最上位くらいまでの子なら)上手くいくこと多いなと思うんだけどそもそもそういうラインにすら立ってない子にどうやって教えようかなみたいなのが最近の割とダイレクトな懸案事項です。
 こういう子だと親も報告書読まず要求した持ち物は持たせずなのでほんとに面倒だなという気持ちになる。

『ある数学者の生涯と弁明』

 久しぶりに読んだらやっぱ面白かった。ハーディの文章は最高だと思う。

数学の証明は,単純で明確な星座のようであるべきで,銀河に散らばる星くずのようであってはならない.

 ここ本当に名文。
 内容的には天才が年老いて失った創造的知性に対する嘆きの話なのでなんか共感とかは全然ない。でも面白いからすごい。

読書録