十一月二十六日

 睡眠をとって適切に体力回復ができるのは最早特殊技能であり、そうした術を持たない我々はマイノリティとして声を上げていくべきだと思う。要するに日常のペースと身体が噛み合わない、身体レベルで不適合。

 最近『恋する小惑星』ガイドブック(本当か?)としても有名な『地球惑星科学入門』を買ったのだが、一つ一つの記述がこちらをワクワクさせてくれるので本当に面白い。ただ難しいものは難しい。文科系学生の教養書ともなるように書いたらしいので文科系学生の一人として体得したい。
 これを読んだあとの『地学図録』は簡単に見える。

 文武両道となるのは難題なのでせめて「文」の方くらい道に足を入れたいと思うお年頃。女のコにはそういう時期がある。知らん、そうなんですか?

 また部屋の中に本が散らかってきた。根本的に本を入れる空間として使える全容量が足りない。入院患者を受け入れる病院の気分だ。
 圧迫の要因は程々に頁数のある漫画雑誌たちにある。彼らは毎月やってきては格納されていくので、いずれ容量がなくなることくらい鳥でも分かる。鳥はちょっと無理かもしれない。

 学校では自由研究講座(七限として週一で開講される自由な授業。数学科は大抵が大学数学のド基礎をやる)の最終回として、お菓子をバクバク食いながら教員の研究者時代の専門の話をしてもらっていた。まぁその内容自体は正直僕もわからんのだが「偏微分方程式 逆問題」とか検索すると概要が分かる。
 俺はこの講座を履修してるわけではないのだがまぁほぼ聴講生だろなどと言って度々参加していたし今回も参加した。頭大丈夫か。お菓子のおかげで夕飯代が浮いたがもう少し恥という感情を持つべきかもしれない。ピザポテトお気に入り。

 二限のド低級英文法は最悪だった。センターレベルの文法クイズなのだが、ちょっと難しいやつになると当ててくるのをやめろという感情。保健室でサボるのと出席を天秤にかけて出席してやったわたしを多少は慮ってほしい。週末まで授業がないし『英文法解説』で最高英語ライフを楽しもうと思う。

 そろそろ本読みたくなってきたしこの辺で切りたい。今日も人生やってて偉かった。おやすみ。