二月二十八日

 今日は渋谷マルイで開催されているつくみず展に行ってきた。


 ここ数日は中央線以外の路線を使うことが多く、久しぶりに中央線を使う機会だった。昼過ぎに行ったので割と空いており、満員電車で発狂一歩手前をダンスしがちな僕としてはありがたかった。
 渋谷駅は人、人、悪臭、人、ビル、ゴミ、人とお馴染みの安心感で迎えてくれた。感染症など何処吹く風、ハチ公が守護するこの駅は無敵の人混みを生産していた。この駅に来る度に人間への憎悪が増していく。上がピチピチのジャケットで下はダメージジーンズ、側頭部を刈り込み頭頂部にモヒカンを携えアンティーク家具のような色の肌をした人間と十人に四人くらいの割合ですれ違った。そういうファッションをしたくなる疾患が日本を密かに襲っているのかもしれない。

 つくみず展は渋谷マルイで開催されていたのだが、来ている年齢層が割と高め、具体的には大学B2から社会人くらいの人が多くて驚いた。中高生キモオタクの発するオタク瘴気がなくて非常に助かった。
 展示は『少女終末旅行』の原作やアニメから現在コミックキューンで連載中の新作『シメジシミュレーション』までのイラストや原画、スケッチなどだった。今までツイッターに上げたイラストが大体あるのでは? という感じであった。ラフスケッチが結構面白くて、ここから漫画の完成形に至るのマジかよという感情になった。『シメジ』のボイスドラマが上映されていたりとずっと居ても飽きない場所だった。めっちゃウケたのはグッズで、事前にネットに出てたグッズ販売情報よりも明らかに種類が増えていた。ミニ缶バッジは100種類近くあるのでコンプしようとすると二桁万円かかりさすがにそこまでの金銭的余裕は無かった。『たこぐらし』という絵本と、アボカドのアクリルキーホルダーが買えたのが嬉しかったことの一つ。アボカドのアクリルキーホルダー、知らない人からするとマジでなんのことか分からない文字列だ。売れ筋を見越してかなりグッズは仕入れてるようなのでこのペースならイベント後半でもグッズは全然ありそうだった。展示物が多すぎて全部の展示ができず前後半に分けているらしいので、後半も行ってみようと思います。

 本当はアニメイト渋谷で『シメジシミュレーション』と終末旅行のアンソロの同時購入特典を回収してから向かうつもりだったけど特典はすでになくなっており(これは冷静に考えてみれば当然だった)、ただアニメイトに入って中高生オタクの瘴気で体調を崩しただけの人になっていた。まあ地元で無事買えたので満足です。

 今日はちゃんと日記をしている。えらい。