一月二十五日

 お久しぶり。年が明けて気が付いたら一ヶ月くらい更新してなかった。怠け者だなぁ。


 一ヶ月これと言ったことも無く、本を読んで少し文字を書いてほんの少し受験生らしく勉強をしてと優雅な生活をしていました。最高の復讐ってやつですね。自分の人生が本を読んで文字を書く以外にあんまり見当たらない人間なのでこれからの人生は難しそうだなぁ。

 あとはまあ最近漫画を読んでなかったんですけどここ数日は漫画の方が多いですね。『トニカクカワイイ』の一巻はほぼ作者買いに近かったけど。
 そういえば『少女終末旅行』は僕からするとかなり哲学的と言ってもいい作品なんですがどうでしょう。頽廃の産む絶望と退屈にどう向かい合うかを余計なノイズを挟まないまま描いているところなどが特に。僕はあんまり創作物に哲学的という修飾をしたがらず、例えば村上春樹は文学としては面白くとも哲学の香りは全然ない(むしろ正反対だと思う)のですが、この作品には言えますね。

 『国文法ちかみち』という本を買いました。「もう古文というものは全く分からん」みたいな人はこの本を読むべきだなぁと思いました。僕は同じ著者の『古文研究法』を先にぼちぼち読んではいましたが、正直『研究法』の方はあまりに高級で手に余るというか、そもそも辞書的で座右の書として使うべきというか、要するに古文初心者が勉強で通読するにはだいぶしんどかったんですが、その点『国文法ちかみち』は歴史的仮名遣いから拾い上げている点がいいですね。『ちかみち』を読んで『研究法』の知識を有機的に頭に入れるのがベターなんだと思います。
 英語にハマってる人はCGELとかのクソ分厚い規範文法の本を通読するらしいですが、国文学者になりたいわけでもない、古文は少し(けれど本質的に)分かりたい、という人にはこの辺がベストでしょう。多分。

 今の(読書)目標はとりあえず『意志と表象としての世界』をじっくりカッチリ読むことです。あとは『「論理哲学論考」を読む』ですね。下手に哲学書を大量に積むより哲学はこの二冊と決めてやっていこうと思います。哲学以外はまぁ、好きに読めばいいかなぁ。多読すりゃいいってもんじゃないのでそこだけ気を付けて。


 まあこんなもんかなぁ。日記か? という感じだけど。明日から再開していこうとは思っているので今日はこの辺。